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「独創短編シリーズ 野崎まど劇場」
野崎まど著
電撃文庫
2012年発行

だいたい10頁前後の短いお話が24編収録され、
さらに裏表紙にも短いお話が載っており、
さらにさらにカバー裏にも一編書かれてます。
カバー裏のやつ、読点がなくて読みにくいじゃないか。
もちろんそれが狙いなんでしょうけど。
とゆうか、句点と読点、どっちがどっちか今日までわからなかったぞ(笑
ゴトバインて出てきますが、これってまあコンバインなんでしょうが、
ダンバインみたいなロボットアニメ思い出しますね。
と思ったら、中の作品にダ●バインとかビル●インとか出てきました。

むかし中学生くらいのとき星新一さんのショートショートが流行ってて、
まわりで読んでるひと多かったんだけど、これはそんな感じなんでしょうか。
わたし星新一読んだことないのでわからないんですが。
やはりショートショートでは阿刀田高氏も読んでないし、
あと稲垣足穂氏の「一千一秒物語」もまだ読んだことありません。
しかし、大昔、井上ひさし氏がてんぷくトリオのために書いたコント集
「井上ひさし笑劇全集」を読んだことあるんだけど、
本書となんとなく共通点を感じます/ような気がします。

収録作品の中には実験小説的な作風の小説もありまして、
図やイラストや記号と連動してたりします。
わざと字を薄くしてる箇所もあり、読みにくかったりします。
4話目は読んだあと扉イラスト見ると、そうだったのかな感じで、
吹きましたぶぅぶぶう。

電車通勤している方にとって、一編がちょうどよい読みきりサイズです。
あ、もうちょっとで読み終わるのにっと思っても大丈夫。
一駅乗り過ごすだけで終われます。

大爆笑とか超感動とかおそらくそんな作品群ではありません。
ちょっとクスリとか、ふふん、とか、そんな反応がふさわしい作品群です。

そして作者の才気煥発なセンスの良い文章と構成上のアイディアが光る、
楽しい短編集です。

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「21面相の暗号」
伽古屋圭市著
宝島社文庫
2011年発行

「パチンコと暗号の追跡ゲーム」の続編になります。

前作で多額の報酬を手に入れた山岸卓郎とシエナのふたり。
しかし調べるとそれは偽札でありました。
そのなかにものすごく精巧な偽札が何枚か混ざってるのを発見、
さらにそれらに暗号が隠されていることに気づいたふたりは、
再びタッグを組んで謎に立ち向かいます。
あのグリコ・森永事件の犯人が残したと思われる暗号。
果たして伝説の犯人が裏取引で得た大金は存在するのか。
さらに同時期にグリコ・森永事件を模したかのような企業への脅迫事件が起こり、
偶然からふたりもそれに関与していきます…。

前作にも登場したホゲ、ラムちゃんみたいな話し方の謎の女、脅迫事件の犯人、
元警察官だった企業の役員、さまざまな登場人物の思惑がからみ、
実際の事件をもとにしたスリリングなエンターテインメントに仕上がっています。

いやあ前作以上に大掛かりな舞台設定でさらに面白いです。
伽古屋氏は最近大正ロマンミステリを次々と発表していますが、
このシリーズもできれば継続していただきたいものです。

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「パチンコと暗号の追跡ゲーム」
伽古屋圭市著
宝島社文庫
2011年発行

パチンコは若いころハマって随分やったものでしが、
ある時からパタッとやめてそれっきり。
だから今のパチンコがどんな感じかまるでわかりません。
まあよっぽど変わってるとは思えませんが。
だからタイトルにパチンコとあると、ちょっと読もうかどうしようか
逡巡しちゃうわけですが、今までに読んだ伽古屋氏の作品が面白かったので、
読むことにしました。
第8回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞した
パチプロでもある著者のデビュー作です。

主人公のパチプロ山岸卓郎はあるパチンコ屋で謎の美女シエナと出会い、
セットロムを用いた儲け話を持ちかけられます。
しかし初日こそ儲けられたものの、その後の指定されたパチンコ店に
不可思議な点を発見し胡散臭さを感じていた矢先、事件に巻き込まれ、
仕方なくシエナのアジトに連れて行かれた卓郎は
新たに大金のからんだ暗号解読への協力を求められます。
シエナと彼女の仲間、誰が味方で誰が敵なのか、わからない中で暗号に向かう卓郎。
そしてその先には意外な展開が…。

パチンコに関する話は概ね最初のくだりだけなので、
パチンコの知識なくても十分楽しめます。

いやあ、面白くて夢中に読んじゃいました。
今まで読んだ伽古屋氏の作品は連作短編集ばかりだったのですが、
長編における構成力も見事で堂々たるエンターテインメントとなっておりました。
クライマックスも爽快で、「読んだ感」を十分に感じられるミステリでした。

なお、このお話は「21面相の暗号」に続いていきます。

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Kat McDowell/Kat
Rhythm Republic RRCD-85350
2007年発売

キャット・マクドウェル(現在は愛称のKATキャットを芸名にしているようです)は
1984年にニュージーランド人の父親と日本人の母親との間に生まれた
シンガーソングライターです。

これは彼女のインディーズ時代のミニアルバム。
「ナゴリユキ」以外は彼女の作詞作曲作品です。



オール・イングリッシュのREALとHome以外は英語と日本語のチャンポンで歌われます。

そのチャンポンがユニークです。
普通はサビだけ日本語とか、はっきりした箇所で分けるものですが、
キャットはひとつのフレーズの中で使い分けます。
例えば、
…and the reason why分からないけど…
な具合。
文章が分断されてことばとしての意味を失ってしまう危険性をはらんでいる反面、
言葉を記号化し音楽にあてはめる面白い試みとも受け取れます。

「ナゴリユキ」はキャットのお母さんがファンだったイルカの「なごり雪」の
カヴァーです。
上記のような問題は元歌が歌詞を大事にするフォークであることを考えると
複雑のはずですが、聴いているうちにカヴァーからオリジナルにシフトするような感覚、
新しい魅力を感じとり、聴き入ってしまいました。
聴き慣れた名曲にかなり魅力的な挑戦を 突きつけている野心作といえるかも。

01/06|CD(女声ヴォーカル)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑

「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。3」
しめさば著
角川スニーカー文庫
2019年発行

26歳のサラリーマン吉田と家出女子高生の同居物語、第三弾。

吉田の勤めている部署に、なんと学生時代付き合っていた先輩の女性が
配属されてきます。
何年ぶりかの奇跡的な再会。
彼女はまだ吉田のことが好きなようです。
一方、沙優にも重大な事態が起きます。
なんと彼女を追って兄が探しまわっているのです。
さあ、お互いに必要な存在になってきている吉田と沙優は引き離されてしまうのか。

沙優のバイトしているコンビニで一緒に働いている、
あの矢口が今回なかなかいいところを見せます。
吉田のことを想っている柚葉のせつない感情も描き、
今回も読み応えある内容でした。

さあ、吉田と柚葉はどうなるのか、次巻が待ち遠しいです。

01/03|Book(青春・恋愛・ラブコメ)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑

あけましておめでとうございます。

最近、「平成最後の…」って、言葉がよく使われます。

まあ、来年半ばまでしか存在しえない言葉ですからね。
流行語大賞になったらよかったのにね。

さて、昨年はあんまりぱっとしない年でした。
歩き回るのが億劫になってきていることもあり、
野毛山動物園に一度も行ってないし、
映画も「マジンガーZ/INFINITY」と「憑きもどり」だけ。
まあ、コンサートは4回行ってますね。
「角川映画シネマ・コンサート」に「伊福部昭百年紀Vol.6」に
「冨田勲 映像音楽の世界」に「日本IBM管弦楽団第32回定期演奏会」。
最後のも前半は特撮・アニメ系だから、すべて映像系だったわけですね。

ここんとこCDもタワレコオンラインでばかり注文しちゃうんで、
店舗わざわざ行かないんですよ。
で、気づいたんですよ。
ミニライヴ、サイン会あるじゃないですか。
あれって店舗で買ったCDに参加券ついてるから、
オンラインじゃ手に入らないんですよね。
うーん日本人演奏家のディスクだけでも店舗で買った方がいいんだけどなあ。

まあ、ラノベを読みまくった一年でしたかねー。
今年はもうちょっと、動き回れたらいいなあ、と思う元旦なのでした。

今年もよろしくお願いいたします。

01/01|ご挨拶コメント(4)トラックバック(0)TOP↑

「西野~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~ 4」
ぶんころり著
MF文庫J
2018年発行

さて、前巻卒業旅行編の続きです。

異能のエージェントでロリータのガブリエラの命により、
悪者たちに拉致されてしまった西野くんのクラスメイトたちと太郎助。
そんな事態を知らない西野くんにローズ、フランシスカ、
委員長の志水はゆったり寛いでいます。
ローズを愛する同性愛者のガブリエラから呼び出しを受けた西野くんとローズは、
人質奪還に向かいますが、西野くんは普段の異能が使えない状態にあり
殺されかけます。
一方人質たちは自力で脱出するも、悪者どもに追いかけられる羽目に。

異国を舞台に危機一髪、死線すれすれの戦いが連続します。
今回異能を使えない西野くんはいいとこありません。
が、太郎助は大活躍。
ロックなとこを見せます。
なんとかホテルに帰り着いた西野くんは今度は女難の連続。
なかなか大変です。

今回で卒業旅行編はおしまい。
次巻は日本に帰った西野くんとローズが約束通り一緒に住むことになるのでしょう。
どんなことになるのか楽しみです。

巻末に書き下ろし短編が三つ掲載されていますが、
そのひとつが同棲に向けローズがいろいろ準備するお話。
なんだかエロ汚いマーキングなんかしちゃっているようです。
もうひとつ、西野くんに買ってもらった指輪についてのお話は、
ちょっと唖然とする内容。
エログロ青春物語、たまらない魅力があります。

というわけで、楽しみすぎる5巻は来年初春発売予定とのこと。

12/27|Book(青春・恋愛・ラブコメ)コメント(2)トラックバック(0)TOP↑

「戦うパン屋と機械じかけの看板娘(オートマタンウェイトレス)9」
SOW著
HJ文庫
2019年発行

2019年1月1日発行の奥付ですが、年内に書店に並びました。
前回がオールスター総登場みたいな幕切れで、かなり豪華でして、
それを引きずる今巻期待したわけですが、想像しえなかった展開となりました。
素晴らしく感動的で涙いっぱい出ちゃいましたが、
ネタバレになるのでそこらへん詳しくは書きません。

さて、前巻最後の壮絶な戦いで、スヴェンが機械であることが
ルートの目の前で明らかになってしまいました。
そして、ブリッツドナー少佐もまた、トッカーブロートの店内で
息子であるジェコブと出会ってしまいます。
物語はルートとスヴェンの、今までにないよそよそしい関係と、
長年妻子と会うことを拒んできた少佐とジェコブの父子として打ち解けられない、
もどかしい状況を軸にして進みます。
一方、「聖女」はマリー・ヴィルを、彼女の恐ろしい計画の駒にしようと動きます。
スヴェンの父親を名乗る謎の男、マイッツァーは、
「聖女」の計画を阻止しようと暗躍するのですが…。

いやあ、びっくりしました。
SOW先生、よく書いたなあ、これ。
著者の言葉に「禁じ手」とありますが、まさにそれ。
最後のルートの行動と計画には度肝を抜かれました。
まじいよ、これ。
いいのか、これ。

もう次巻早く読みたいです。

あ、あと、どーでもいいのですが、ほんとにどーでもいいのですが、
口絵カラーイラストのソフィアさんのふくよかな横乳が素敵です。

12/26|Book(SF・ファンタジー)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑

「ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで2」
篠崎芳著
オーバーラップ文庫
2018年発行

廃棄遺跡を脱出しスライムのピギ丸を仲間にし、
何者かに追われているハイエルフの女性と出会った三森灯河。
彼の最終的な目標は彼を役立たずとして廃棄遺跡に棄てた女神ヴィシスへの復讐。
とりあえずはミルズ遺跡の新層攻略の募集に加わった彼は、
そこでハイエルフのミスト(仮名)と再会。
それぞれの目的を果たした後、灯河は腕の立つミストを旅の仲間に誘います。
ところが彼女を追ってきた五竜士に急襲されてしまいます。
人類最強と謳われるシビトも含め、なんとか殲滅した灯河は
ミスト(セラス・アシュレイン)との絆を深めていくのでした。

今回も実に中身が濃く読み応えあります。
灯河を目線で進む本筋とは別に、女神の下で魔物たちと戦わさせられている
灯河のクラスメートたちの描写がときたま混ざります。
彼らは灯河が死んだと思っていますが、いずれ再会するでしょう。
その時のクラスメートたちの驚きを想像すると愉快で、今から楽しみです。
なにせスクールカースト最下位の人間がものすごい能力を有してしまったのだから。
いってみれば下剋上です。
ただ、能力の高さだけではなく、自分より強い相手にも卑怯ともいえる策略をめぐらせ、
勝ってしまうのが爽快です。

人類最強とまで言われる強敵は、普通ならあとあとまで残しておくキャラと
思いますが、この作品ではあっけなく撃退しちゃうため、
物語のテンポがすごく良いのが素晴らしい。

セラスの胸に灯河への恋心が目覚めたようで、今後はその面からも注目ですね。

あと、今回もイラストが素晴らしいです。
特にセラスのエロティックな姿態が(笑

12/24|Book(SF・ファンタジー)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑

「魔王の娘だと疑われてタイヘンです! LV.2 今度は聖王の娘だと疑われました!」
姫ノ木あく著
GA文庫
2018年発行

ブレナリア王国の王女リルレイアが、美人メイドと共に
エリナとリクドウの家にやってきます。
この王女さま、まだ10歳の元気娘、
様子を見にきたカナーンとフランも巻き込んでの大騒ぎ。
一方、サントレーヌ復興を錦の御旗に良からぬことを考えている
神聖復興騎士団の連中は、サントレーヌの御子がノクトベルにいると当たりをつけ、
陰謀をめぐらせます。
美味しいケーキを作る材料であるレーヌ草を復活させようと
山に入るエリナや王女たちに危険が迫り、騎士団に聖王の娘と思われたエリナは
連れ去られてしまい―。

この作品は主要登場人物がほとんど女性。
エリナ、カナーン、フランに加え、エリナと遺恨のあったペトラ、
王女やメイドさん、果ては後半登場する魔法使いの姉妹と、
百合百合しくてたまりません。

今回、アクションシーンの盛り上がりはもちろんのこと、
登場人物の重要な秘密がまたひとつ明らかになったり、
エリナと友達になりたいペトラの活躍やリクドウに迫るメイドさん、
コルと名付けられた卵から生まれた生き物の謎、と読み応え十分。
様々な興味深い伏線がこれからの展開を期待させます。
楽しみ!
と言いたいのですが…。
残念ながら二巻打ち切りとのこと。
最近のラノベで好きな作品のひとつだっただけに悲しいです。
人生ままなりません。

12/23|Book(SF・ファンタジー)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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Author:暗ヲ
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