2017年07月 / 06月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫08月

2015.09.19 (Sat)

時のまにまにⅤ


井筒香奈江/時のまにまにⅤ
SCHOP☆RECORDS ULB-032
2015年発売

Vocal井筒香奈江
Violoncello中田鉄平
Vibraphone & Percussion大久保貴之
Electric Bass小川浩史

今年も恒例の井筒香奈江さんの歌うカヴァーミニアルバム、
「時のまにまに」の新作が発売されました。

今回は新たな制作スタッフ、レーベルとなり、
高音質なUHQCD(Ultimate Hi Quality CD)での発売。
またお寺さんで録音されたらしいです。

収録曲目―( )内はオリジナル歌手―
1.元気を出して(薬師丸ひろ子)
2.いっそセレナーデ(井上陽水)
3.ロングバージョン(稲垣潤一)
4.朝陽の中で微笑んで(ハイ・ファイ・セット)
5.月に濡れたふたり(安全地帯)
6.逢いびき(金子由香利)
7.北帰行(小林旭)

毎回同じスタイルなので、改めて述べることもないのですが、
バックの楽器を控えめに、ヴォーカルの赤裸々な響きを大事にしています。

ゆったりとしたテンポで語るように歌われるのは全曲同じなので、
飽きやすいし、賛否分かれるところでしょう。

しかし、この原曲を一旦記号化して再構成するかのような、
オリジナルのイメージをなくし、
井筒ワールドに引き込む独特な魅力にはとっても惹かれるのです。
スポンサーサイト
12:48  |  CD(女声ヴォーカル)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.11.08 (Sat)

SunMinのカヴァー


SunMin/COVER GIRL
ビクターエンタテインメント VICL-62876
2008年発売

SunMin(ソンミン)は映画「日本沈没」リメイク版の主題歌を
久保田利伸とのコラボで歌いデビューしました。

その彼女がカヴァー
を歌ったミニアルバムです。



曲目を眺めるとThe Roseがあります。
ほんとこの曲は現在スタンダードになって多くの歌手に歌われているな、と思います。
ソンミンのThe Rose、すばらしいです。
透明な声がふるえながらこちらに向かってきます。
録音の良さも手伝ってか、濡れた唇がみえるかのようなリアルさを感じます。

「やさしく歌って」はもう少し力を抜いてもよいような気がしましたが、
声の伸びがすばらしい。

30分ほどのミニアルバムですが、十分堪能できます

アルバムタイトルのつけかたと、ジャケットのいかにもカヴァーガール風の
ソンミンがオサレさん。
09:13  |  CD(女声ヴォーカル)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.10.05 (Sun)

三拍子揃ったウエムラケイのデビュー・アルバム


ウエムラケイ/Dolce
CADENZA by T-TOC RECORDS XQDN-1061
2014年発売

ウエムラケイ(vo,gu)
長岡敬二郎(per)
田村さおり(Fl)

曲目
1.おいしい水
2.ドラリセ
3.ビリンバウ
4.Fly me to the moon
5.ホマリア
6.彼女はカリオカ
7.小舟
8.ワン・ノート・サンバ
9.ロマンスをもう一度
10.卒業写真
11.ゆるしてあげよう
12.月ぬ美しゃ

ギターを弾きながら歌われる、ボサノバシンガー、
ウエムラケイさんのデビューアルバムです。

ほとんどの曲はポルトガル語による歌唱ですが、
「ロマンスをもう一度」と「月ぬ美しゃ」だけ日本語。
「ロマンスをもう一度」は小田急ロマンスカーのCMソングで、
多くの歌手が歌っているようです。
多分初めて聴きますが、しみじみとした佳曲です。
何十年も乗ってないロマンスカーにまた乗りたくなりました。
「月ぬ美しゃ」は八重山地方の民謡とのこと。
正確を期すと、ユーミンの「卒業写真」もポルトガル語ヴァージョンですが、
ほんの一部日本語が混じります。
“Fly me to the moon”と「ワン・ノート・サンバ」はポルトガル語と英語のちゃんぽん。

ウエムラケイさんのはっきりした発声によるヴォーカルが好ましいです。
オーディオ的に定評のあるティートックレコーズの録音は特筆すべき素晴らしさで、
バックのリアリティと定位の良さは半端ないです。
ヴォーカルがバックと適度な距離感を持って重なります。

優れた録音は自分のリスニングルームをコンサートの特等席に変えてくれることを
改めて思い知らされました。
歌良しバック良し録音良し…三拍子揃っている素敵なデビュー・アルバムと思います。
11:33  |  CD(女声ヴォーカル)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.09.28 (Sun)

時のまにまにⅣ 時代


井筒香奈江/時のまにまにⅣ 時代
Gumbo Records LB-025
2014年発売

井筒香奈江vocal
藤澤由二piano
小川浩史electric bass

井筒香奈江さんの毎年リリースされてるカヴァーミニアルバム。
いよいよ第4弾です。
ちなみに第1弾→コレ
    第2弾→コレ
    第3弾→コレ

今回の曲目(カッコ内はオリジナル歌手)
1. 時代(中島みゆき)
2. オリビアを聴きながら(杏里)
3. ガラス越しに消えた夏(鈴木雅之)
4. 想い出のスクリーン(八神純子)
5. かもめはかもめ(研ナオコ)
6. 主人公(さだまさし)
7. ラスト・ワルツ(ペギー葉山)

今までの3枚と同じように、静かに、しっとりと、ゆったりと、
心にしみいるように歌われてます。

全曲で同じような歌い方を通してるので、
このようなミニアルバムの形式が合ってると思います。

バックも井筒さんに寄り添うように、絶妙につけてます。

「オリビアを聴きながら」が特に気に入りました。

音質はもちろん今までと同様オーディオファイル向け好音質。



ジャケットとケース中で、同じ写真をモノクロとカラーで使い分けてるのがおしゃれ。

この「時のまにまに」シリーズは秋にぴったりです。
10:25  |  CD(女声ヴォーカル)  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2014.09.20 (Sat)

ナイスなアレッサンダラ


Alessandra/So Nice
2011年発売

ジャケ買い派にはたまらないタイトル通りナイスなジャケット、
そしてとびきりの美人ヴォーカリスト。
CD-Rで、おそらく自主制作盤です。

むかしは故石丸電気でも女性ヴォーカルのマイナーな自主制作盤のたぐいが
しょっちゅう入荷したものですが、現在ではほとんどディスクユニオンに
頼るしかない状態です。
このアルバムも以前ディスクユニオンで見つけました。
ちなみにヴォーカリストのアレッサンダラという表記も
ディスクユニオンでのそれに従いました。



アレッサンダラは録音当時21歳のNative San Franciscanらしいです。
恥ずかしながらサンフランシスカンて言い方初めて知りました。

写真からするともう少しクールかな、と思いましたが、
なかなかチャーミングな歌声です。

バックはピアノトリオですが低音が響くので、いささかやかましいきらいはありますが、
逆にライヴ感覚を楽しめます。
特にピアノが雄弁に感じました。

残念なのは、やはりCD-Rなので不安定なこと。
わたしの環境だと曲の表示がずっと[1]のままで、
個別の曲を選んで聴くことができません。

まぁそれを差し引いても、ジャケットと内容の素晴らしさでお釣りがきますけども。
10:40  |  CD(女声ヴォーカル)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2014.01.18 (Sat)

Violette


Violette/Innervoice
Violetteレーベル
自主制作盤CD-R
2009年発売

背文字もない薄っぺらい紙ジャケ。
質素でいかにも自主制作盤であります。
でもそこがオシャレともいえます。
ただし、この手のペラペラ紙ジャケは、他のCDと重ねると隙間に隠れてしまい、
横から探してもわからなくなってしまうのが困りものではあります。

1985年生まれのフランス人のシンガーソングライターVioletteのアルバムで、
ジャズの定番曲のほか、彼女の作詞作曲作品がかなり入っています。

曲目
1.Love at first night
2.St Louis Blues
3.The Carousel
4.Don't rush time
5.Smile
6.Lullaby of Birdland
7.Save your love for me
8.A Nomad's Life
9.The Tightrope Walker(for Irene)
10.Oh! Lady be good
11.Judas ran home
12.Diva-gations



なかなか声量のある歌手です。
哀切感を込めて叙情的に歌い始め、後半からテンポアップし、
かつ雰囲気をガラッとチェンジする「スマイル」が絶品でした。

彼女自身の作品では、カルメンの「ハバネラ」風な出だしの12曲目が面白かったです。

可愛いお顔に似合わないような(?)、
パワフルで浸透力のあるヴォーカルにしびれました。

なお音質も良好です。
11:27  |  CD(女声ヴォーカル)  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2013.08.24 (Sat)

時のまにまにⅢ~ひこうき雲~


時のまにまにⅢ~ひこうき雲~
井筒香奈江:vocal
江森孝之:guitar
藤澤由二:piano,melodica
小川浩史:electric bass
川瀬真司:recording engineer
Gumbo Records LB-023
2013年発売

レイドバックのヴォーカリスト井筒香奈江さんによる
日本のポップスのカヴァーアルバム「時のまにまに」の第三弾が発売されました。

ちなみに第一弾はこちら。そして第二弾はこちら

今回の曲目は、
1.おやすみ(松たか子)
2.ひこうき雲(荒井由実)
3.時間よ止まれ(矢沢永吉)
4.しあわせ芝居(桜田淳子)
5.雨の街を(荒井由実)
6.少年時代(井上陽水)
7.夢一夜(南こうせつ)

「ひこうき雲」が採り上げられているのはジブリの影響でしょう。
全体的な印象は前回、前々回と変わらず、
今回も静かに日本語をゆっくりと噛んで咀嚼するかのように大事に歌われます。

録音がすこぶる良いため、
井筒さんが目の前で歌ってくれているかのようなリアルな雰囲気も相変わらず。

特に印象的だったのは、桜田淳子がアイドル時代に一区切りつけた頃、
中島みゆきの曲を得て歌いヒットした「しあわせ芝居」。
この曲、カヴァーが少ないような気がしますが、久しぶりに聴いて楽しみました。

懐かしの昭和歌謡がしみじみと歌われますが、全体に似たテンポなので、
飽きちゃうよという人もいるかもですね。
しかし椅子にゆったりと腰掛け、目をつぶって聴き入ると、
至福の時間が流れると思います。





これはディスクユニオンJazzTOKYO店でいただいた
特典ポストカード。
09:22  |  CD(女声ヴォーカル)  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2013.08.16 (Fri)

project:pimento




Magical Moods of the Theremin
project:pimento
Lori Carsillo-Vocals
as:Miss Lola Bombay
Michael McMorrow-Guitar
as:Absolute Michael
Rich Livingston-Drums
as:Top Shelf Rich
Robby Virus-Theremin+Vocals
as:Himself
Mark Thomas-Bass
as:Maker's Mark
Special Guest Star
Nick“Martini and”Rossi
as:The Hammond Player
Tru Blu Lu Records
2003年発売




Space Age Love Songs
project:pimento
Lola Bombay-Vocals
(a.k.a. Lori Carsillo)
Dr. Robby Virus-Theremin, Vocals
Gentleman Jack-Guitar
(a.k.a. Jay Stapleton)
Aaron Wallbanger-Drums, Backing Vocals
(a.k.a. Aaron Kierbel)
With
Baron Karl von Stoli-Bass
(a.k.a. Karl Hartmann)
Featuring Special Guest
Wil"Straight Bourbon"Blades-Organ
Tru Blu Lu Records TBLR5828
2007年発売

テルミンという楽器に関する文章は二度目です。
前の記事はこちら

Lori Carsilloという女性歌手は、ジャズ・ヴォーカリストとして
数枚CDをリリースしているけど、これは彼女がMiss Lola Bombayとして参加している
ユニークな(ホームページにはonly oneとある)テルミン・ラウンジ・バンド、
project:pimentoというユニットとしてのアルバム。
今までに2枚のアルバムがリリースされております。


「マジカル・ムーズ・オブ・ザ・テルミン」に収録されている
「スター・トレック」のテーマ曲が興味深かったです。

映画版で有名なジェリー・ゴールドスミスが作曲した壮大な、
じゃーんじゃかじゃーんじゃかじゃーん♪
ってテーマ曲じゃなくて、
60年代の最初のテレビシリーズの主題曲で、アレクサンダー・カレッジの作曲した軽妙な、
ひゅーひゅーひゅーひゅひゅひゅひゅー♪
って曲の方です。

もともとテルミンのために書かれたような雰囲気の曲で、
このテルミン・バンドにぴったりです。

途中からヴォーカルが入るのですが、こんなヴァージョンは聴いたことありません。
ちなみにレコード番号もないCDでブックレットにも情報ありません。

スター・トレックのウィキを見てみると、
「(ジーン)ロッデンベリーによって歌詞がつけられたが、
歌声がついた版は実現しなかった」という記述がありますが、
もしかするとそのときの歌詞なのでしょうか。


もう一枚の「スペース・エイジ・ラヴ・ソングス」の方のタイトルですが、
なにがスペース・エイジかというと、たぶんバックで幽霊が飛び回っているように
活躍しているテルミンの音なのでしょうね。

でもテレミンによる音楽がSFぽいとか宇宙的とか感じたのは、
多分5、60年代のSF映画までで、今ならシンセの方がそれっぽいのではないでしょうか。
そういう意味で古く佳き時代のスペースアレンジによるスタンダードな趣があります。


そんなわけでこの2枚のアルバム、ヴォーカルも悪くはないのですが、
なんといっても主役はテルミンです。
テルミンが使われていることで、
ユニークで面白いラウンジ・ミュージックに仕上がっております。

なお、2枚目のCDはテルミンの復活に貢献した、
モーグ・シンセサイザーで知られるロバート・モーグ博士に捧げられています。
10:09  |  CD(女声ヴォーカル)  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2012.12.30 (Sun)

10年目の癒し


MAYA/She's Something
Jazzfreak Records JFV-2003
2002年発売

MAYA(Vo)
二村希一(Pf)
荻原亮(G)
藤井寛(Vib)
嶌田憲二(B)
松尾明(Ds)

ジャズ&ラテン・ヴォーカリストのMAYAさんのセカンドアルバム。
昨年リニューアルジャケットで再発されましたが、その元々の
インディーズレーベル盤です。

2002年の発売なのでもう10年経ちます。
月日の経つのは速いものです。



このアルバム、どの曲も良いですが、特にといえば
まず3曲目のベサメ・ムーチョ。
異国情緒にあふれ目をつぶって聴くと身体をゆさぶりたくなります。

一番のお気に入りは5曲目の「私はピアノ」。
桑田佳祐を好きなアーティストのひとりに数えるMAYAさんらしい選曲でありますが、
かつてこの曲を歌った原由子や高田みづえとは一味ちがい、
ポルトガル語(かな)に日本語をほんのちょこっとアクセントに混ぜた歌詞で
ボサノヴァ風に楽しませてくれます。

6曲目のIsn't She Lovelyはスティーヴィー・ワンダー自身の歌は聴いたことなく、
リヴィングストン・テイラーのカヴァーくらいしか知りませんが、
女性が歌うのも良いですね。

このアルバム、改めて聴きなおして感じるのは癒しであります。
MAYAさんの歌が癒し系という意味ではなく、バックがやわらかく
ヴォーカルにからみつくように引き立てる中でMAYAさんのコケティッシュで魅力的な
歌声が立ちます。
ヴォーカルが押しつけがましくなく、やわらかく存在するので、
聴いてるこちらはうっとりと幸せになれます。

音質も良いです。
なんとなく人肌の温かさを感じる音質です。

なお、紙ジャケダブルジャケットなのも扱いやすいのでうれしいです。
10:11  |  CD(女声ヴォーカル)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2012.09.23 (Sun)

さいとうけい子の素敵な世界


さいとうけい子/So In Love
K-style office KSTYE001
2007年発売

さいとうけい子さんはヤマハVocal教室の講師を経てマーサ三宅、美山夏蓉子に師事し、
95年よりプロ活動を始めている歌手であります。

このアルバムではスタンダード曲を低めなハスキーな歌声で雰囲気よく歌っております。



面白いのは7曲目。
昔の特撮ドラマ「光速エスパー」でもあるエピソードで効果的に使われた
(そんなことどうでもいいか笑)、有名な童謡「月の砂漠」の英語版です。
こういう素敵な試みは楽しいので、どんどんやってほしいです。

重心が下にあって落ち着いて聴けるヴォーカルとオーソドックスなアレンジで、
疲れたときに聴くのにぴったりなアルバムと思いました。
09:22  |  CD(女声ヴォーカル)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
 | BLOGTOP |  NEXT