「異世界拷問姫6」
綾里けいし著
MF文庫J
2018年発行

いよいよ最終決戦であります。
敵は神と悪魔。
二人の拷問姫を欠いた今、狂王瀬名櫂人は人類、獣人、
亜人の三種族をまとめあげ、従兵群に戦いを挑みます。
御柱に捕らわれたエリザベートとジャンヌを櫂人は殺すことができるのか。
壮絶なクライマックスで櫂人の選んだ手段とは。

意外な展開に唖然とさせられます。
もちろん櫂人と機械人形の嫁、ヒナとの楽しいイチャイチャも描かれ、
戦いは終焉に…。
これ以上ないほどの感動のラスト。
しかし。
え、終わらない?だと!

恐ろしい物語はさらに続くのです。
次巻は夏頃の発売予定。

もう、待つしかない。

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「青い桜と千年きつね」
戌井猫太郎著
スカイハイ文庫
2017年発行

ラノベファンタジーにはきつねの妖怪が登場する頻度が高めですね。
ひとに化けられるという特性が使いやすいのでしょう。
その意味ではたぬきでも良さそうなのだけど、
可愛い女の子に化ける設定がほとんどだがら、
太ったイメージのあるたぬきだとうまくないのでしょうね。
まあ本当のたぬきは特に太ってないから、気の毒なイメージでありますが。

というわけで、本書にはきつねの妖怪が登場します。
で、実はたぬきも出てくるんですけどね。

高校生古町大吾は鴨川のほとりで不思議な少女に出会います。
金色の瞳をした彼女、青桜きつねは妖怪らしいのです。
彼女は大吾にある計画に加担するように言います。
それは大吾の身に危険が及ぶ可能性がある恐ろしい計画。
さらに大吾の同級生、憧れの菊田あかりもきつねと因縁があるようで、
ふたりの間で決闘始まっちゃって…。
さらにさらに彼らの前に現れるは百鬼夜行の妖怪軍団。
壮烈なバトル。
はたしてきつねの目的は何か。
平穏な日常を生きたい大吾くんはどうなっちゃうの。

な、お話。

千年の時を生きるきつねと主人公との過去話が途中で語られますが、
これがなかなか感動的です。

ボーイ・ミーツ・ア・ガールなお話ですが、
実はきつねはその体に触ったものは死んでしまう絶対殺の存在。
こんなふたりがどうやって愛し合えるのか、それは読んでのお楽しみ。

ひとつ、主人公は妹と二人暮らし、学生で、
どうやって生計たててるのかがわからなかったとこが気になりました。

ともあれ時を超えた恋を描いたロマンティックなファンタジーでした。

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「異世界拷問姫5」
綾里けいし著
MF文庫J
2017年発行

拷問姫エリザベートとカイトたちご一行は、もうひとりの拷問姫ジャンヌの導きにより、
王都の地下墓所に向かい、自分たちの世界の真実を知ります。

彼らは重要な秘密を握る「肉屋」を追い世界の果てへ向かいますが、
そこでなんと獣人リュートたちと再会します。

そこに突然乱入した「墓守」は意外な存在に彼らを襲わせるのでした。

懐かしい再会と悲しい再会。
今までで最大の苦悩がカイトを襲います。

物語はクライマックスで想像もしなかった凄まじい展開を迎え、
さあ、来年春発売予定の第6巻に続くのです。

カイトたちの新たな戦いが始まります。

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「異世界拷問姫4」
綾里けいし著
MF文庫J
2017年発行

すべての悪魔を倒し、拷問姫エリザベートの処刑が決まった日、
櫂人は新たな人類の敵となった姿を見せつけることで
エリザベートの命を救うのでした。
櫂人と、彼の嫁で機械人形のヒナは主人であったエリザベートと袂をわかち、
放浪の旅に出、エリザベートは教会から新たに櫂人討伐の命を受けます。
そんなある日、櫂人たちは獣人たちの依頼を受けることになります。
彼らの村が何者かに襲撃され、そこに住む獣人たちが残虐に殺される事件が
起こったのです。
犯人を待ち伏せる櫂人たちの前に現れたのはなんと機械でできた化物。
そしてそれを操っているのはもうひとりの拷問姫、ジャンヌ。
激闘の末、櫂人とヒナはジャンヌに導かれ、
この世界の本当の姿を見るため王都の地下墓所に向かいますが、
そこにエリザベートやイザベラ率いる聖騎士たちも現れて…。

凄まじい残酷話に、ほんのちょっとラノベ風味付けを施したダークファンタジー第4巻。
世界が変わる新展開です。
ますます面白くなってきました。
さらに、今回、櫂人とヒナがとうとうアレしちゃうんですよ。
恐ろしくも楽しい一冊でした。

次巻にも期待!
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「異世界拷問姫3」
綾里けいし著
MF文庫J
2017年発行

父親にいたぶられたあげく無惨に殺された少年、
瀬名櫂人は“拷問姫”エリザベートによって異世界に召喚され、
彼女の従者となります。
櫂人により目覚めさせられ、彼を愛する機械人形でメイドのヒナも加えた三人は、
悪魔と戦う壮絶な日々を送るのでした。

さて、第三巻。
今回は悪魔との最終決戦。
前作での戦いのあと、眠りについたヒナを残し、
エリザベートと櫂人は教会の聖騎士たちとともに、残った最後の悪魔たちと対決します。

エリザベートと櫂人のつかの間のデートも描かれ、硬軟のバランスが見事です。
また最終決戦の中でエリザベートにより知らされる意外な事実にはびっくり(?_?)
すげえな異世界!
そして、ヒナちゃん可愛いよヒナちゃん(*^o^*)

まったく一冊一冊の内容が濃いエンターテインメントです。
感動的で切ないラストには、最終巻を読んでいる気まんまんだったのですが、
なんとまだ続くようです。

楽しみが続いて嬉しい。
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「おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱」
オキシタケヒコ著
講談社タイガ
2017年発行

逸見瑞樹は中学一年生のとき、ある屋敷の座敷牢に幽閉されてる少女ツナと出会います。
彼女は怖い話が好きで、瑞樹は彼女の友達になり、
毎週怖い話をしに屋敷に行くのでした。
そして10年がたち、怪談話を蒐集しては変わらずツナのもとに通う瑞樹でしたが、
身の回りに頻繁に起こる怪異現象を、ふと知り合った「失せ物探し」を生業としている
奇妙な男に相談したあたりから、瑞樹とツナの運命は大きく変わっていきます。

楽しく読了。
後半は急展開、びっくりする真相があらわれ、ラストは感動的でした。
ホラーですが、表紙にあるように、ほんとうは怖いのきらいな瑞樹と、
彼をミミズクと呼ぶツナとのボーイ・ミーツ・ガールです。

人物の描き方が魅力的で、失せ物探しの男の存在はこの手の話ではステロタイプですが、
ほんのわずかしか登場しないのに主人公に影響を与える友人や、
主人公を育てている叔母や叔父のキャラが立っており、ツナの面倒をみている老婆、
一瞬しか登場しない怪奇な本の女性編集長に至るまで、けして長い小説ではないのに、
人物がみな生き生きとしています。

さらに「かうけう」と呼ばれる霊的な存在が、
このような怪奇ものではちょっと見ないユニークな存在とキャラクターで描かれており、
単純にホラーというジャンルに区分けしたくない、
ため息の出るような素敵なエンターテインメントでした。
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「異世界拷問姫2」
綾里けいし著
MF文庫J
2016年発行

待望の第2巻。

17歳の身で父親に殺され、
“拷問姫”エリザベートによって異世界に召喚された青年瀬名櫂人。
エリザベートの従者として、機械人形であるメイドのヒナと三人で悪魔と戦う日々。
今回は皇帝の次に高位な悪魔大王との戦い…なのですが、
大王の罠により生贄の呪法を受けエリザベートは魔力を封じられてしまいます。
櫂人はエリザベートやヒナを守るため、ある覚悟を決めるのでした…。

今回は櫂人の苦悩、ヒナの決死の戦いが描かれます。
もちろん悪魔による残虐描写は相変わらず。
心臓の弱い方は読まないように(笑

口絵についてるヒナの日記が楽しいです。
次巻も楽しみ。
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「フェノメノ 伍 美鶴木夜石は微笑まない」
一肇著
星海社文庫
2016年発行

いよいよ最終巻です。
そしてぶっちぎりの感動作です。

夜石の凄惨な過去から生還した山田凪人は、
見舞いにきた夜石に「化物」と叫んでしまいます。
その後彼女に関する記憶をなくした凪人は鴉さんの葬儀の後で
ある心霊スポットの噂を聞き、訪れてみるのですが、
そこで姿の見えない声だけが聞こえる少女と出会います。
その正体はもちろん…。

その後凪人はある場所で夜石と感動的な再会をはたすのでした。
そして奇妙な宮司、左居の壮絶な過去の物語をはさみ、
舞台は再び11年前の惨劇の場所へと…。

第一巻からの凪人と夜石の長い物語が収束します。
感動的な場面がいくつもあり、泣けます。
とくにフィナーレは号泣ものです。

もう夜石や凪人に会えないのは残念だけど、
このシリーズのおそらくプロトタイプ的な作品、
登場人物の何人かが重なる「幽式」も入手ずみなので、
そのうち読んでみます。
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「フェノメノ 肆 ナニモナイ人間」
一肇著
星海社文庫
2016年発行

子供を助けようとしてトラックに轢かれてしまった山田凪人…
が、前作のラストでした。

今回、登場人物表のイラストが、凪人と夜石の一部を除いて
塗りつぶされているのが意味深であります。

生と死の間で意識を覚ました存在は人間時の記憶がなく、
自分が男だったか女だったかもわからず、仕方なく「己」と定義します。
「己」は10年前の過去に跳び、そして気にかけている少女の一家が惨殺される
事件に遭遇するのです。
なんとか少女を守りたい「己」でしたが…。

夜石の過去が明らかになる重要なお話で、一冊分使われています。
「己」の献身が感動的なお話。
そして意外な展開。
ラストは愕然とします。

『Raven Notes』―「鴉の備忘録」あるいは「貪り尽くされる物語」《後編》も収録。

次巻は最終巻。
どきどきです。
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「異世界拷問姫」
綾里けいし著
MF文庫J
2016年発行

17歳の青年瀬名櫂人はヤク中で暴力的な父親に殺されます。
しかし死んだ瞬間に彼は異世界へと召喚されます。
彼を呼び出したのは…。
「我が名は『拷問姫』エリザベート・レ・ファニュ。
誇り高き狼にして卑しき牝豚である」
ボンデージドレスを着た美少女、しかし領民を悉く拷問にかけ、
殺しまくってきた恐ろしい少女なのでした。
いまや彼女は教会に捕らわれましたが、
14の悪魔を滅ぼすあいだだけ生かされている存在なのです。
櫂人は彼女の執事となり、一緒に悪魔たちと戦うことになるのでした。

執事といっても料理下手(といっても食材がグロテスクなものばかりなのですが)、
プリンしか満足に作れない櫂人ですが、やがて発見した人形に命を入れ、
ヒナと名付たメイドさんが料理上手、しかも攻撃力も高い。
櫂人にけなげに尽くすヒナがかわいい。
拷問姫はあくまでクールで残酷なので、三角関係なラブロマンスにはなりませんが。
とはいえ姫も、乱暴に扱いながらも、櫂人のことを気に入っているようです。

ダークなラノベで、基本きっついお話だし残酷描写もそれなりにありますので、
その手のものが苦手な方にはおすすめできませんが、わたしは面白くて、
わくわくしながら読了しました。
一応この一冊でまとまっていますが、続編でるといいなと思ってます。
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暗ヲ

Author:暗ヲ
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