むかし「カリギュラ」という映画がありました。
タイトルバックに流れた管弦楽のテーマ曲が重厚かつ諧ぎゃく的な音楽で、
大いに気になりました。
クレジットをみますとプロコフィエフの音楽を使っているとのこと。
で、可能性のあるプロコフィエフの交響曲と管弦楽曲のレコードを少しずつ手に入れて、
時間をかけて次々に聴いていきました。
交響曲は7曲もあるけどどれもハズレ。
けど管弦楽曲を聴き始めてどこかの時点で判明しました。
「ロミオとジュリエット」の組曲の中の
「モンターギュ家とキャピュレット家」でありました。
さて、それよりもっとずっとむかしのこと、テレビドラマで
ブラームスの曲が流れました。
なぜブラームスとわかったかというと、ドラマの中で出演者がそう云ってたからです。
きれいなメロディの管弦楽の曲で気になったので、
時間をかけてレコードを集めて探しました。
交響曲が4曲ありますが、ハズレ。
ちなみにブラームスの交響曲を全部聴いたのはそのときが初めて。
次に管弦楽曲に入ったのですが、途中ですごく困ったことに気がつきました。
だいぶ時間がたっていたので、元のメロディをすっかり忘れてしまていたのですw
まだビデオがない時代ですから記憶に頼るしかありませんでした。
そんなわけで、その曲は永久にわかりません><
さてさて、もっともっとむかし、中学生くらいのときでしたか、
当時はよくラジオを聴いていたものです。
ある日、好きな西部劇の映画音楽の特集番組がありましたので、聴くことにしました。
番組のタイトルバックにかかった曲が勇壮なマーチでカッコよかった。
もちろんわたしの知らない曲でした。
何の曲か知りたくてアナウンスを心待ちに、耳を近づけて聞いていたのですが、
番組の始まりの曲だったからか、困ったことにパーソナリティの方は
結局その曲名を教えてくれませんでした。
それからはわたしの聴いたことのない西部劇の曲があると、
積極的に聴くようにしましたが、そうそう出くわすわけもなく。
その曲と再会することになるのは何年も何年もたったある日のこと、
いまはなき渋谷の“すみや”という映画音楽専門店でのことです。
店内をぶらぶらしていたわたしは、店内のBGMとしてかかった曲を耳にするやいなや、
店員さんのところにすっとんで行きました。
「い、いまの曲、なんですか!!!」
店員さんが指し示したレコードをみると、
なんと! スペクタクル映画の「エル・シド」のサントラではありませんか!
わたしが探し求めていた曲は「エル・シド」のマーチだったのです。
西部劇じゃないじゃないかー(`・ω・´)
まぁそれはともかく、買えるものならお持ち帰りしたいわたしは値段をききましたが、
プレミア盤のようで、当時の金額で数千円もしましたので買うのを諦めました。
もちろんその後CD時代になり、普通の値段で手に入るようになったときに
手に入れたのは云うまでもありません\(^_^)/
あ、落ちがないや…(^_^;)
ちなみに写真のCDは、最近とてもよい演奏だと思った
シモノフ指揮モスクワ・フィルの「ロミオとジュリエット」。
Yuri Simonov Collection, Russian Music Society 2006RMS-CD-10006