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2014.09.02 (Tue)

ステレオサウンド192号



季刊ステレオサウンド192号が発売されました。

今回の特集は[クラシック][ポピュラー]で聴き比べる
現代ハイエンドスピーカーの音楽表現力。

なんとステレオサウンド社の試聴室が新装されたらしい。
柳沢氏いわく以前の部屋は居心地が悪かったそうだけど、新試聴室は写真で見ると、
試聴室というよりミニミニホールな趣きで音良さそう。
そのせいか各先生方の写真も表情よく撮られているような気がしないでもありません(笑

この新試聴室で、クラシック組(小野寺弘滋氏、櫻井卓氏、柳沢功力氏)、
ポピュラー組(鈴木浩二氏←ソニー・ミュージックのチーフエンジニア、
傅信幸氏、三浦孝仁氏)の二手にわかれ、12機種のスピーカーを試聴する試み。
ただしウィルソンオーディオのSasha Series 2のみはスケジュールの都合上、
クラシック組のみとなっています。
それならば両方抜いちゃえばよかったのにと思うんだけども。

リファレンス機器がすごく豪華で、SACD/CDプレイヤーがVivaldiセット、
アンプはクラシック組がコンステレーション・オーディオのセパレート。
ポピュラー組はパスのセパレート。

昔ならクラシック、ジャズと分けたところが、昨今はジャズの音楽ジャンルが縮小し、
そのかわり音楽ファンの分布はポピュラーが圧倒的多数になったと
特集の頭の柳沢氏の文章にあるけど、そうなのかな。

結構好き勝手言ってるクラシック組と上品にまとめているポピュラー組といった印象。
なかなか面白い特集でした。

イザベル・ファウストのインタビュー、
嶋護氏によるデジタル時代の優秀録音クラシック編等をとばし、
難条件を克服するマイシステムの作り方『オーディオをあつらえよう』の第3回目。
今回はいつもの大学生二人(なんと全身写真が写っている)が
今までに選んだスピーカーとアンプを自宅で確認する企画。

お二人のお部屋にセッティングされた機器はかたや左スピーカーが机の上、
右スピーカーがラックの上(同じ高さ)。
かたや机をはさんで置かれており、
常日頃オーディオ雑誌で見慣れたマニアの部屋とはかなり雰囲気が違い、
生活空間のなかで無理しないで置かれてるオーディオになんとなく安心感を感じます。

さて和田博巳氏と山本浩司氏の原音再生×グッドリプロダクション対決ですが、
前回わけわからない言い合いに終始したためか、
今回は第三者として櫻井卓氏が参加しております。
山本氏が“ミニカーを作るとき、正確に縮小しても本物そっくりには見えない、
どこかをデフォルメすると本物の印象に近づく”と述べているのが面白いと思いました。

小学生のとき手塚治虫先生の講演を聴いたことがあるのですが、
アトムの頭の前と後ろが尖ってますよね。
正面像を描くとき、本来なら二つの尖りは重なるはずですが、
わざとずらして二つの尖りが見えるように描くというのです。
嘘なんだけど、リアリティがでる。
また、なにかで読んだのですが、クラシックの指揮でインテンポの場合、
厳密に同じテンポをとると、聴衆はむしろだんだん遅くなってるように感じるので、
ほんのわずかずつテンポをあげていくというお話。
そんなリアリティとリアリティぽく見せることの違いを思い出しました。

さて、櫻井氏が加わっているとはいえ、結局討論は平行線のまま終わりました。
櫻井氏はいみじくも原音再生の対象は音、
グッドリプロダクションの対象は音楽といわれてますが、
その立脚点の違いが出ているようです。

今号はいつもにまして読み応えありました。

なお菅野先生の記事は次号に載る予定とのこと。
菅野先生の文章が読めるのはうれしいけど、
無理せずゆっくり復活していただきたいと願うものです。
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