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2014.09.07 (Sun)

伽藍堂の殺人


「伽藍堂の殺人~Banach-Tarski Paradox~」
周木律著
講談社ノベルス
2014年発行

くやしいけれど おまえにむちゅう♪
ガランドウ ガランドウ♪

本書を読み終えたとき、わたしのアタマのなかもガランドウになりました。

周木律氏の放浪の数学者十和田只人シリーズ第4弾です。

おやおや今回の表紙イラストの十和田センセは急にイケメン顔になってるぞ(笑

伽藍島にある伽藍堂で数学の講演会が開催されます。
招待されたのは講演者や十和田を含めた数学者たち、
なぜか新聞記者に宮司百合子、そして善知鳥神(うとうかみ)。
百合子の兄で警察庁の宮司司(ぐうじつかさ)警視正はある不安から妹についていきます。
伽藍島は宗教団体が所有する島で、伽藍堂は例によって沼四郎が設計した建物。
伽堂と藍堂は離れた場所に建っており、ふたつあわせて伽藍堂。
講演会の後、講演した数学者たちが行方不明となり、やがて死体となって発見されます。
それも物理的にありえない場所で。
宗教団体の教祖が過去に行ったといわれる瞬間移動が起こったのだろうか…。

もちろんお堂シリーズですから○○トリックです。
しかしそれが驚天動地のすっげえトリック。
ちょっと赤川次郎氏の某作を思い出しましたが、
それより遥かに派手でありえなくって、びっくらこきまる。
松田優作風にいえば「なんじゃこりゃあああ!」
登場人物のセリフ「な、なんて馬鹿馬鹿しい、滅茶苦茶なトリックなんだ」も同意。
いゃあシリーズ最強だと思います。

しかも最後の展開ではまたまた、ええええええ。
このシリーズ、これまで同じ理系作家、
森博嗣氏の作品とのアナロジーを感じていました。
すなわち十和田只人=犀川創平、宮司百合子=西之園萌絵、
善知鳥神=真賀田四季とイメージが重なっていたのですが、
どうもこれは違いそう。
ひょっとすると、これは漫画版のデビルマンみたいなお話?
…ってナンジャソリャ

お話が思っていない方向に進んでいき、
宮司兄妹に関する謎も少しずつ明らかになってきて、今後の展開が楽しみです。
今回は次作の予告なし。
大トリックだったし、急転直下の展開だから、少し間をあけるのかな。

でもアナグラムの件が実はまだ理解できてないのはナイショ…。
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