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2015.02.15 (Sun)

ゾラ・一撃・さようなら


「ゾラ・一撃・さようなら」
森博嗣著
集英社文庫
2010年発行

先に二作目である「暗闇・キッス・それだけで」(→コチラ)を
うっかり読んじゃったので、順番が逆転してしまいました。

探偵頸城悦夫はすごい美人の依頼を受けます。
タレントで元都知事の法輪清治郎が所有している美術品の「天使の演習」は
もともと自分の母のものだから、取り戻してほしいと。
結局引き受ける気になった悦夫は法輪の本を書くという名目で彼に近づきます。
法輪は一流の殺し屋ゾラに狙われていて、ちょっとした事件も起きますが、
それをきっかけに法輪の屋敷に住み込むことになります。
なんとか平和的に美術品を法輪から依頼者に返させようとする悦夫ですが、
パーティーの日に決定的な出来事が起こります。

本格ミステリではなく、主人公の思考と行動がメインなので、
人が死ぬのがかなり最後の方です。
それに途中で誰が死ぬか誰が犯人か何となくわかります。
しかしそれはどうでもよいことで、
文章の面白さで最後まで飽きさせず読ませます。
ただし主人公がモテすぎなのはよくわかりません(笑

本文庫では解説を杏が書いてます。
肩書きがないので、どこの杏さんかわからないのですが、
ウィキを見ると女優の杏さんのようです。
この解説が素晴らしい文章で、これだけで文庫版の本書を買う価値があると思います。
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