「あぶない叔父さん」
麻耶雄嵩著
新潮社
2015年発行

麻耶雄嵩氏の最新作。

霧に覆われた町、霧ヶ町を舞台に、高校生の主人公のまわりで次々に起こる
事件を描いた連作短編集。
主人公の家の離れに住んでいる彼の叔父さんは、まるで金田一耕助みたいな格好で
なんでも屋をしております。
やさしい叔父さんが大好きな主人公はいろんなことを相談します。
もちろん、事件についても訊いてみるのですが…。

これ以上書けませんが、奇妙な味の作品です。

ミステリの限界に挑戦するような奇作を次々と発表してきた麻耶氏ですが、
本作もまた、そんなんありかと叫ばずにはいられない怪作。
ミステリ慣れしてない方にはお薦めしません。
逆に麻耶ファンならば、今度はこうきたかとニタリとするでしょう。

また主人公には気の強い同級生の彼女がいるのですが、
二話目からは小学校時代付き合っていた元カノが東京から戻ってきて、
三角関係になります。
その行方も気になるところですが、それがあれなのも麻耶氏の計算のうちなのでしょう。

まるで霧ヶ町の霧のようにもやもやしたものを読者に植え付け、
置いてきぼりにする麻耶氏の何ともいえない異色作であります。
関連記事
スポンサーサイト

05/09|Book(ミステリ)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
この記事にコメント
名前:
コメントタイトル:
メールアドレス:
URL:
コメント:

パスワード:
管理人だけに表示:
管理者にだけ表示を許可
この記事にトラックバック
プロフィール

暗ヲ

Author:暗ヲ
にゃにゃにゃにゃにゃ♪

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
最新トラックバック
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム