「なないろ金平糖 いろりの事件帖」
伽古屋圭市著
宝島文庫
2015年発行

伽古屋圭市氏の新作はまたまた大正時代を舞台にした素敵なお話です。

金平糖専門店の娘七ツ瀬いろりは不思議な能力を持っています。
人に触れてその人の記憶が見れたり、物に触れて過去が見れたりします。
しかしそのチカラを使いすぎると自分が消耗してしまうため、
長い間にコントロールする術を身につけ、能力に応じて色分けされた
金平糖を食べることによってチカラを解放する術を身につけたのでした。
またチカラを身につけたのと同じきっかけにより、
親友である猫のジロと会話をすることができます。
子供のころチカラを見せることで仲間外れにされたので、
なるべく他人には見せないようにしているいろりですが、
困っている人があらわれると、チカラを解放し、
ジロとともに事件に立ち向かうのでした。

伽古屋圭市氏は最近知って注目している作家さんですが、
今作も面白くて一気に読んでしまいました。
今までの大正浪漫シリーズのような大どんでん返しはないけど、
第一話で親友になる絹ちゃんとの友情や正義感あふれるヒロインの気持ち、
饅頭大好きジロの大活躍と、なかなか読ませるライトミステリです。
特にジロのキャラクターが魅力的です。
こんな猫がいたらいいなあ。

クライマックスにおけるヒロイン最大の危機に対する伏線も上手く描かれており、
また過去作の登場人物がチラッと顔を出すサービスもあり、
さすがにエンターテインメントの上手な作家さんと改めて思いました。
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05/16|Book(ミステリ)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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