「迷惑110番プルルルルルルル」
尾嵜橘音著
メディアワークス文庫
2015年発行

尾嵜橘音(おさききつね)さんの小説を初めて読みました。
タイトルはちょっとどうかなーと思ったけど(ルの数数え間違ってないだろうな)
読み終えたら、心が温かくなるような素敵な小説でした。

低緊急性警察通報用電話対策係…略してテーキンは警察にかかってくる電話のうち、
事件性のない、いわゆる迷惑電話に対応すべく、警視庁が試験的に設けた部署です。
生活安全課への異動を希望していた新米警察官の阿久津かおりは、
なぜかそのテーキンに配属されます。
実は彼女、交番勤務のときヘマしたので、
窓際部署であるテーキンにまわされたのです。
テーキンのメンバーはかおりの他にはいつもロリポップを口に入れてる、
いかにもやる気のなさそうなおっさんの上司ひとりだけ。
そんな部署でかおりは迷惑電話を受けることになるわけですが、
その電話というのが、家の中でなくなった財布を探してくれとか、
ゲームばかりやってる男を犯罪者になるから捕まえてくれとか、
野良猫を何とかしろとか、そんなのばかり。
しかし正義感が強く、相手に感情を移入してしまうやさしいかおりは、
犬がいなくなったから探してくれと電話してきた女性の依頼をきいて、
適当にあしらえずにわざわざ探しに行っちゃうのでした。
そんなあるとき、かわいがっている人形をとられたというお婆さんの電話は
一見普通の窃盗事件かと思われたのですが、
調べていくうちに過去の強盗殺人事件を呼び起こしていき…。

ヒロインの頑張りが微笑ましく、応援しながら読みました。
一見やる気のなさそうな上司がやがて意外な顔を見せるのはパターンですが、
ひどい事件が描かれながら、救いの描かれたラストにはちょっとだけホッとし、
気持ちよく読み終えられました。

シリーズ化してほしいです。
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10/03|Book(ミステリ)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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