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2015.09.23 (Wed)

僕が七不思議になったわけ


「僕が七不思議になったわけ」
小川晴央著
メディアワークス文庫
2014年発行

第20回電撃小説大賞金賞受賞作とのこと。
何の気なしに読み始めたのですが、読み終わったら、いやー感動しました。

ものすごーい心配性の高校生、中崎夕也は携帯を学校に忘れてきたことに気づいて、
深夜取りに行くと、そこである不思議な美少女と出会います。
彼女は学校の七不思議を司る精霊でテンコと名乗ります。
ちょうど七不思議のひとつがいなくなってしまったので、
中崎くんは新たな七不思議として、仮登録されてしまうのでした。
最初はとまどっていた中崎くんですが、やがて気になっている女の子の危機を、
他の七不思議たちの力を借りて救ってあげるようになるのですが…。

残念ながら本作のような構成の小説については、
あんまり細かく書けないのです。
クライマックスあたりまで読み進むと、それまでの出来事が違う顔を持ち始め、
せつなさと感動が抑えられなくなりました。

カテゴリはあるトリックによりミステリに区分しちゃいました。
このトリックは竹本健治氏の昔の作品などに、
もっとミステリミステリした形での先例がありますが、
本作はラノベという枠組のなかで上手に使われているのに感心しました。
季節ごとに語り手が変わるのですが、まさかこんな趣向であったとは。
ただテンコさんについては、イラストもないことだし、
もっと細かく描いて欲しかったかな。
しかし、ジャンプやセブンティーンを読む精霊って…面白い。

あ、帯の惹句はいささかネタバレと思います(笑
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11:27  |  Book(ミステリ)  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

*Comment

■面白かったですよ!

暗ヲさん、おはようございます。「僕が七不思議になったわけ」を読みました。
初読みでは時制や朝倉姉妹のどっちが登場しているのか、少し混乱しましたが
2回読んですっきりしました。「夏の章」で朝倉香穂と中崎夕也が水泳大会のプログラムのプリント折りを一緒にして行く中で徐々に打ち解けて行く様子がとても初々しくて好きなシーンです。また特に終盤は劇的な展開で何か爽快な気分になりました。とても良かったです。ありがとうございました。
akifuyu102 |  2015.11.03(火) 08:42 |  URL |  【コメント編集】

>akifuyu102さん
おはようございます(^O^)
おお、お読みになったのですかー。
初めて知った作家さんですが、とてもうまくできた構成で、ラストも単純なハッピーエンドじゃなくてせつないとこがたまらないです。
ふつうならテンコさんがもっと萌キャラに描かれると思うのですが、あえて脇役に徹しているとこもいさぎよくて見事と思いました。
暗ヲ |  2015.11.03(火) 09:01 |  URL |  【コメント編集】

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