「美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星」
西尾維新著
講談社タイガ
2015年発行

新レーベル講談社タイガ、創刊ラインナップの一冊です。

タイトルから想像できるように、江戸川乱歩の少年探偵団の
パロディみたいなものです、たぶん。

中学二年瞳島眉美は十年前子供のころに一度だけ見た星をずっと探していました。
それはそれは美しい星で、
彼女は将来宇宙飛行士になりたいという夢をもったほどです。
ところがその夢は両親に反対され、中学二年までにその星を見つけなければ、
宇宙飛行士の夢は諦めるよう約束させられます。
その期限がきれようとしているある夜、学校の校舎の屋上で星を見ていた彼女に
ある少年が声をかけます。
「探し物かね?」
少年は彼女を学校の使われていない美術室に案内します。
その部屋こそは美少年探偵団と呼ばれる連中の巣くう場所でした。
探偵団のメンバーはいずれも美少年。
有名な不良でなぜか料理上手の袋井満、美少年。
生徒会長で頭脳明晰な咲口長広、ロリコンだけど美少年。
美脚で陸上部のエースの足利飆太、当然美少年。
学校の経営母体の財団の後継者、金と権力を持つ芸術家指輪創作、やっぱり美少年。
そして眉美を連れてきた少年が双頭院学、美少年探偵団のリーダー。
美学を追求する美少年。
彼らは眉美の星探しの依頼を受け入れ、すぐに行動を開始します。…ヘリで。

しかし、やがて眉美はなぜか怪しい連中に追い回されるようになり、
美少年探偵団は知力と体力を駆使して謎と危機に立ち向かうのでした。

いやあ、読む前はどうかなーと思ったけど、すごく楽しい面白い。
本家少年探偵団シリーズも子供時代にすごくワクワクして読んだものだけど、
それとは趣違うけど面白い。

西尾維新らしい傑作な設定にイキな会話、素敵な冒険にハラハラする展開、
魅力的な悪役。
たまりません。

美少年探偵団はそれぞれ優れた能力を持った四人の少年に
無学だけど美学を追求するリーダーの組み合わせですが、
最後に明かされるリーダーの正体にはあっと驚きました。

また最終頁…というか奥付の前に置かれたイラストが気がきいてます。

12月には第二作「ぺてん師と空気男と美少年」、
来年には第三作「屋根裏の美少年」。
と、続々刊行予定。
するってえと毎回乱歩作品のタイトルを織り込むスタイルですね。
またひとつ続刊が楽しみなシリーズが誕生しました。
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10/24|Book(ミステリ)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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