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2015.11.07 (Sat)

老子収集狂事件 見習い編集者・真島のよろず探偵簿


「老子収集狂事件 見習い編集者・真島のよろず探偵簿」
藤野恵美著
ポプラ文庫ピュアフル
2015年発行

「猫入りチョコレート事件 見習い編集者・真島のよろず探偵簿」(→コチラ)
の続編で完結編です。

江角市のタウン誌「え~すみか」で働く見習い編集者の真島くん。
アパートの彼の部屋には今や書道の大家でチャイナドレス姿の美女、
胡蝶先生が同居しています。
敵から身を隠すためなのですが、
真島くんにとっては彼女に気を使ってベランダで寝る日々が続きます。
そんな中で彼は、神社に投げ込まれた三千万円の謎、幽霊トンネルの謎、
迷子猫の飼い主の謎、除幕式の鐘の謎に関わっていき、
胡蝶先生の推理の冴えにより謎は解かれるのでした。
そしてクライマックスである老子に関する事件において、
前作から引きずってきたすべての謎が解き明かされます。

今回も各話タイトルが有名ミステリのもじりになってます。

見えないスクリーン→ジョン・スラデック「見えないグリーン」
金曜日ナビは故障した→ハリィ・ケメルマン「金曜日ラビは寝坊した」
五匹の仔猫→アガサ・クリスティ「五匹の子豚」
そして江角市の鐘が鳴る→キャサリン・エアード「そして死の鐘が鳴る」
老子収集狂事件→ジョン・ディクスン・カー「帽子収集狂事件」

今回は解説でミステリ作家の法月綸太郎氏が説明してくださっているので
間違いありません。
なお、前作について書いたとき、「幻の特製蕎麦」を
アイリッシュの「幻の女」のもじりと推察したのは間違いで、
ジョン・ダニングの「幻の特装本」のようです。

今回とくに笑えたのが「金曜日ナビは故障した」で、うまくもじったなあと思いました。
また、なぞなぞの解明としては「見えないスクリーン」が大爆笑な傑作でした。

前作と本作、タイトルを先に考えたのか、内容が先か、気になるところです。
わたしはタイトルじゃないかなあと想像するのですが。

今回は豪傑な女性編集長が大活躍、巨体カメラマンの太田ももちろん登場、
そして見た目はかわいくないんだけど、実に感心な行動をとる、
胡蝶先生に老子と呼ばれる猫が味わい深い行動をとります。

これでおしまいなのが寂しいです。
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