「俺のペットは聖女さま」
ムク文鳥著
TOブックス
2015年発行

小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿された作品が書籍化されたものです。

最近ラノベを読む機会が多くなっているのですが、
実は異世界もの転生ものRPGものは読むまいと決めていたのです。
なぜなら、それらはラノベの中でも作品が多く、巻数も多いのがほとんどで、
そんなものにかかわったらラノベ以外の小説を読む時間がなくなると危惧したからです。
ところがこの作品をTwitterのTLで知ったら、
なんと主人公の飼っていたインコが異世界で聖女になってて主人公を召喚する?
なにそれ新鮮で面白そうじゃない。
と思って読んでみました。

山形辰巳は両親と妹を事故で失います。
彼の高校合格のお祝いに家族揃って温泉地に向かう途中でのことだったのですが、
この悲しくせつない状況は花登筺原作の水島新司氏の70年代に描かれた漫画「銭っ子」の冒頭場面を思い出しました。

辰巳は幼いころから一緒にいたオカメインコのチーコと
ふたりだけでアパート暮らしを始めるのですが、
やがて唯一残った家族であるチーコにも老衰で旅立たれます。
ひとりぽっちになった辰巳は生きる意欲を失ってしまいますが、
そんなとき彼は光に包まれ異世界に召喚されてしまうのです。
彼を呼び寄せたのはラルゴフィーリ王国の聖女、
魔法を使え魔祓い師でもあるカルセドニア。
なんとチーコが転生した姿でした。
辰巳を愛する彼女は彼をご主人様と呼び、
彼女の祖父である最高司祭のジュセッペは婿殿と呼びます。

やがて辰巳とカルセドニアはとりあえず一緒に住む家を探し始めるのですが、
そんなふたりの前に「魔」が襲いかかります。
カルセドニアの危機に辰巳自身にも魔力が発動し…。

ペットが転生して美女になり、その彼女とラブラブ…
しかも人生に絶望した少年が勇者となっていく…
素敵なお話で一気に読みました。
ラノベなのでイラスト大事ですが、本書のカスカベアキラさんの絵がとてもかわいくて、
作品世界のイメージングを助けています。
今後の展開が楽しみ。

なお書き下ろし短編も収録されていますが、これも楽しいエピソード。

来年1月25日には第2巻が発売予定です。
待ち遠しいです。
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