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御手洗潔の追憶 


「御手洗潔の追憶」
島田荘司著
新潮文庫nex
2016年発行

今年はどうもミタライ・イヤーのようです。
御手洗もの新作長編「屋上の道化たち」が上梓されたし、
「星籠の海」の映画版が公開されました。
そしてこの本、「御手洗潔の追憶」です。

とはいえ、残念ながら本書は新作ではなく、読本や攻略本のような
御手洗潔関係のいくつかのガイドブックに掲載された作品をまとめたもので、
中編小説「天使の名前」を除けば短いインタビュー(御手洗潔や石岡和己に対する)、
犬坊里美の書いた小文、松崎レオナからの石岡くんへの手紙、
「シアルヴィ」というごく短い小説、ハインリッヒの語る御手洗の近況という内容。

「天使の名前」は御手洗潔の父親、外務省勤めの御手洗直俊(まだ独身、
御手洗潔が生まれるのはずっと後のことである)が
アメリカとの開戦を避けるために奮闘する話。もちろん歴史が示すように、直俊の努力むなしく日本は太平洋戦争に突入します。
その後の直俊は無力感に襲われながら、生き、時がすぎ、
やがて、新型爆弾による広島の惨状を目撃することになるのでした。

この作品を含め、本書にはいわゆるミステリ小説は掲載されていないので、
ミステリファン向けではなく、御手洗ファンの読むべき短編集と思います。
もちろんかなりのファンであれば初出時に読んでいることでしょう。
わたしはその手の小説ではないファン向けガイドブックには、
なるべく手を出さないでいるので、今回御手洗潔に関する未読作品が
まとめて読めるのは大袈裟にいえば慶事です。

この本のなかには、いまだ書かれていない
御手洗潔の活躍した事件がいくつか紹介されています。
いつの日か、読みたいものです。
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この記事へのコメント

御手洗さん映画になりましたね。
演じるのは玉木宏さん。
イケメン過ぎないか……

昔、前御手洗シリーズにはまって何冊も読みました。
が、島田先生の本って長くて(;'∀')

半分くらいの厚さだったら手に取りやすくなるのですが。
漬物石のような重量のハードカバーの本を読んでいると手がプルプルします。

(バッグの中に入れておいて空いた時間に読もうとするなんて出来ない!)
>いちごみるくさん
たしかに小説の御手洗さんて、イケメンのイメージではないんですよねー。
でも現状あたまが良さそうに見えるひとっていえば玉木氏で仕方ないかなあと思いました。
島田さんの本は一見関係なさそうで、実はやっぱりあんま関係ないようなお話が延々語られたりしますから、長いですよね。でもそれが面白かったりもしますが。
年取ってきたら、重い本は手が震えて放り投げたくなりますよね。
ま、放り投げる体力もないんだけど(笑
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暗ヲ

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にゃにゃにゃにゃにゃ♪