「小説の神様」
相沢沙呼著
講談社タイガ
2016年発行

中学の頃にデビューした高校生作家が主人公なのだけど、
小説が売れなくて悩んでいる状況。
担当編集者は同じく中学生でデビューし、
売れてる高校生作家の美少女との合作を提案してくるのです。

小説の合作というテーマはラノベで読んだことあるけど、
ラノベにおけるイチャラブ用の設定とは異なり、
この作品は徹頭徹尾、売れてる相手と比較して苦悩を抱える主人公が描かれます。
ものすごく辛い内容がこれでもかこれでもかと続きますが、
おそらく現実にもありそうなお話です。
もしかすると、作者自身の経験かもしれません。

暗いといえば暗いストーリー。
しかし著者の文章力でグイグイと読まされます。

自分は読むの専門ですから、小説は面白ければそれでいい、
むしろ面白くなけりゃ困ると思ってるわけですが、
書き手としては当然いろんな悩みがあるでしょう。
娯楽がありあまり、出版不況激しい現代では相当深刻だろうな、
と今更ながら考えさせられました。

何のために小説を書くか―作中に出てくる問いですが、
はて、それじゃ自分は何のために小説を読んでいるのだろう。

エンターテインメント揃いの講談社タイガでは異質の存在ですが、
問題作であります。
面白いと、単純にいっていいのかわからないけど、面白かったです。
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06/26|Book(青春・恋愛・ラブコメ)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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