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2017.01.03 (Tue)

プフィッツナーのエロイカ


Hans Pfitzner dirigiert Beethoven 3. Sinfonie
Beethoven Symphonie No.3 "Eroica"
Hans Pfitzner/Berliner Philharmoniker
Preiser 90201
1929年録音

ハンス・プフィッツナー(1869-1949)は作曲家として認識しておりましたが、
指揮者としても活躍していたのですね。

このCDは彼がベルリン・フィルを振って録音したものですが、
1929年のものとは思えない音質の良さです。
もちろん趣味人向けヒストリカルに区分されるべきものでノイズも時折混じりますが、
細かいこと気にしなければ十分に楽しめます。
もうひとつびっくりしたことに、かなり個性的な演奏でした。

第1楽章の冒頭、息の長い二大強音のあと、すぐに幾分テンポを落とします。
その後主題が終わるときにリタルダンドをかけるなど、緩急自在ではありますが、
基本は主題は遅く、経過句は速くの古くさいともいえる表現であります。
つまり、わたしの大好きなタイプの演奏です。

第2楽章はおそらくかなり感動的な演奏なのではないかと想像します。
というのは、このような曲調だと、さすがに録音の古さによる情報量の不足が影響し、
細かいニュアンスが感じ取れないためですが、葬送行進曲を遅いテンポで
情緒纏綿に描いております。

第3楽章はなんということはなく普通に通り過ぎますが、終楽章では遅いテンポを基本に
テンポのゆれやためが頻出します。
基本テンポの遅さは特筆すべきで、クナッパーツブッシュ級ではなかろうか。
あんなに重くはないけど。
ただ、最後がおとなしく終わるので、そこだけはちょっと物足りなさを感じるのでした。

とにもかくにも、まるで個性的演奏の教科書のような演奏でした。
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