「双蛇密室」
早坂吝著
講談社ノベルス
2017年発行

援交探偵上木らいちシリーズ最新作。

らいちの援交の相手のひとり、警察官の藍川は二匹の蛇の出てくる悪夢を
小さいころから見続けています。
実際赤ん坊のころ蛇に襲われたことがあるらしいのだけど、
その話を聞いたらいちは矛盾点を発見。
それが気になった藍川は実家を訪れ両親に話を聞くのですが、
そこで彼らから驚くべき告白をされます。
なんと藍川が生まれる直前に両親がかかわる密室殺人が起きていたのです。
しかもその事件には蛇が登場するのでした。
さらに1年後赤ん坊の藍川が高層マンションの27階で蛇に襲われる事件が。
こちらもいわゆる密室。
二つの密室事件をらいちが推理します。

相変わらずの援交探偵らしい身体を使った調査方法が導き出した意外な真実。
驚天動地のトリックと想定外すぎる事件の真相には読後口をあんぐり。
さすが奇才です。
途中までは乾くるみ氏の「Jの神話」みたいなのを想像していたのですが、
まったく違いました。

また端役にいたるまでのキャラ立ちが見事。
藍川の同僚刑事小松凪南のエピソードなんか大爆笑。

せつないラストシーンにらいちのセリフ「人はどうしようもない真実にぶつかった時、
探偵になるしかないのよ。真実を楽しまなきゃ」が心に染み入ります。
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04/08|Book(ミステリ)コメント(2)トラックバック(0)TOP↑
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艶やかな、らいち氏。奇麗な装丁ですね。吝さん、頑張ってるなあ……。
From: めいり * 2017/04/09 21:45 * URL * [Edit] *  top↑
>めいりさん
イラストよいですよねー。
ミステリ界ではちょっと珍しい、らいちのキャラが成功しましたね。
From: 暗ヲ * 2017/04/09 21:53 * URL * [Edit] *  top↑
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