「探偵が早すぎる(上)」
井上真偽著
講談社タイガ
2017年発行

講談社ノベルスにおいて、早坂吝氏とならんで奇作を放ち続けている
井上真偽氏の新作、講談社タイガから刊行です。

近年では麻耶雄嵩氏が、自分では推理をしないで使用人に探偵させる貴族探偵を始め、
今まで見なかったユニークな探偵を次々に創造していますが、
今回の井上真偽氏の作品にもまたユニークな探偵―事件が起こる前に計画を看破し
犯行を防ぐ理想的な探偵が登場します。

まったくミステリマニアにとっては楽しい時代になったものです。

女子高生の一華は父親の死により五兆円もの遺産を相続することに。
父親の兄弟姉妹にあたる親族たちはその遺産目当てに一華を狙い、
彼女は車椅子の生活となります。
さらに送り込まれてくるであろう殺し屋たちから一華を守るため、
彼女の使用人の橋田は旧知の探偵を雇い、
その彼は次々と親族たちの巧妙な殺人計画を潰していくのでした。

そして、下巻においては一華の父親の四十九日を舞台に、
さらに絢爛豪華な殺人計画が彼女を狙うことになるようです。

いわゆる倒叙形式のミステリですが、謎の探偵がどのように殺人計画を察知し、
潰していくか、スリリングで胸のすくような展開が楽しい。
その探偵のキャラはまだ十分には把握できてませんが、
使用人なのに主人の一華に失礼なことを言う女性橋田や、一華の友人ふたりが魅力的で、
彼女たちのおかしさが炸裂してたハロウィンイベントにおけるエピソードが、
特におかしかったです。

さあ、7月発売予定の下巻が楽しみで仕方ありません。
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05/21|Book(ミステリ)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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