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「神神神は、罪に三度愛される」
梨沙著
朝日エアロ文庫
2016年発行

「神神神」と書いて「かがみしん」と読みます。
本書の主人公です。
心臓に欠陥があり、虚弱体質の高校生。
彼が高校で所属している超常現象研究部は夏休みに合宿を行うことになります。
場所は神がかつて通っていた中学校で現在は廃校となっています。
合宿テーマは「呪い」。
優等生な部長の藤や神をいつもいじめる先輩の泉屋、内気なつくし、
神の幼なじみで神が現在居候している家の娘日和、
超常現象研究部の顧問で来年結婚をひかえた艶子先生のメンバーで始まった合宿ですが、
いくらテーマが呪いだからって、首塚に蛇の首が置かれてたり、落雷が直撃したり、
思いもしなかったさんざんな状況になります。
さらに泉屋が殺されるのですが、台風で道がなくなり、携帯が壊され、
逃げることも外部に連絡をとることも不可能に。
物語は吹雪の山荘ものの様相を呈してきます。

途中で現れる寿祭という女性の活発で一所懸命なキャラが救いではありますが、
登場人物がどいつもこいつも裏で得体の知れない怖さをもっていそうで、
安心して読めないストーリー展開です。
表紙のイラストからは想像もできない暗く陰鬱なストーリー。
トリック自体はさほどのものではありませんが、
登場人物たちの裏に秘めた情念が読ませる原動力となってあます。
アガサ・クリスティの作品によく登場するテーマ、
「過去の罪は長い尾を引く」を思い起こしました。
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02/12|Book(ミステリ)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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