「俺を好きなのはお前だけかよ⑧」
駱駝著
電撃文庫
2018年発行

びっくりしましたよ(笑
コミカライズもされるくらい、売れてるラノベの余裕なのか―。
普通では編集部の許可が出ないんじゃないかと思う大冒険。

なんと今回は主人公がサンちゃん(大賀太陽)です。
本シリーズの本当の主人公ジョーロ(如月雨露)の親友で、
西木蔦高校野球部のエースです。
ジョーロもちょっとしか出てきませんし、
彼の取り巻きの女の子たちも会話でしか登場しません。
そのかわり、今まで出てこなかった野球部のメンバーがいろいろ出てきます。
そのため、今回の表紙イラストは初めてパンジー(三色院菫子)ではなく、
今巻でサンちゃんと関わるヒロインのアネモネ(牡丹一華)です。
しかも今回のエピソードは、⑥巻で流しそうめんや夏祭りが描かれた夏休み中の
出来事なのですね。
⑦巻の最後の展開の続きを期待していた読者は裏切られます。
まあ、それに関しちゃ次巻に持ち越しなのでしょうね。
…といったような、他でちょっと見ないことやってますが、
今回のお話はとてもせつない素敵なラブロマンスです。

ある日サンちゃんの前に現れた少女。
彼と同じくらいの年齢にみえる彼女の名は牡丹一華。
本名で呼ばれたくないらしい彼女は自分をアネモネと呼んでほしいと言います。
彼女はなぜかサンちゃんに執着し、サンちゃんもまんざらではなく、
一緒にキャッチボールしたり、彼女がサンちゃんに投球のアドバイスしたりで、
次第に仲良くなっていきます。
そしてなんと他校の生徒にも関わらず、
野球部の臨時マネージャーになってしまうのです。
しかし、サンちゃんたち西木蔦高校野球部が甲子園で対決するであろう
ライバル校の四番は、なぜか彼女と関わるなと忠告してきます。
サンちゃんたち野球部は、アネモネも甲子園に連れて行こうとしますが、
彼女にある変化が訪れます。
そして、アネモネは、「さようなら」と。
それがどんな意味なのか、
甲子園行きをまぢかに控えた時期にサンちゃんは知ることになるのです。
アネモネが抱える悲しい状況。
そして始まる試合の行方は…。

涙なくしては読めないお話でした。
最後のイラストを見ると、涙腺がまたゆるんじゃって…。
ついてくるなあ、この作者。

次巻は⑦巻の続きで始まるのか、
あとがきの後に続く衝撃的な事実はどう関わってくるのか。
このシリーズって、前々の伏線がずっと後になって回収されたりする、
いじわるな作品なので油断なりません。
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03/11|Book(青春・恋愛・ラブコメ)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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