「葉桜の季節に君を想うということ」
歌野晶午著
文春文庫
2007年発行

歌野晶午(うたのしょうご)氏の作品は、信濃譲二という探偵の活躍する4冊しか
読んでなかったのですが、本作は評価が高く、またネタバレを見ちゃわないように
コソっとネットを探ると、どうも叙述トリックらしいので、読んでみました。

詳しく書けないので、成瀬将虎という主人公が、
後輩の想い人の依頼で霊感商法の会社の悪事を探るお話に、
助けた自殺未遂の女性がからむ…とだけ書いとこう。



かなり長い小説だけど、すごく読みやすく、
間に挟まるエピソードがどう繋がるのかはわからないながらも、
お話の展開が面白いので、すらすら読めるのはポイント高いです。

クライマックスの展開は驚天動地ですが、感動するかというと、これが微妙。
ちょっとやりすぎというか…、確かに整合性はとれてるのだけど、うーん…。

ネタを知ってから、改めてパラパラ拾い読みすると、
いちいち手が込んでる仕掛けがわかり感心します。
そういえば最初読みながら、「ちょうだい」が引っかかったんだよなあ…。
とはいえ、ちょっとアレだな。スゴいな。
たとえば主人公の妹のセリフ。
「高三の時、八百メートルで都大会に出ましたけど」
うーん。

最後に補遺がついてるのは作者のエクスキューズだろうけど、
おかあさん、おとうさんに関してはどうだろう。
わたしは知らないけど、そういう家庭もあるのかな。

ともあれ、主人公の心意気が気持ちよく、すごく良いお話ではありました。
読み応え抜群です。
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04/03|Book(ミステリ)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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