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「異世界が地球を制圧して100年、東京に帰ったらエルフの家族ができました。」
木村心一著
角川スニーカー文庫
2018年発行

隅々まで行き渡っている面白設定が光っている傑作です。
著者は「暗黒騎士を脱がさないで」(全5巻)を書いた方ですが、
あれもすごく面白かった。
本作もシリーズ化されないかな。

ある日突然出現した惑星が地球に激突。
ふたつの惑星はめり込み合ってだるまのような形になってしまいます。
その結果地球はアメリカとヨーロッパが崩壊、侵略者のエルフにより制圧され、
残ったわずかな人類はインドに保護されているという事態に。
そんななか人間の少年ソウタはある施設で100年ものあいだエルフの研究者の
実験体となり、年をとらない存在になり、
さらに魔導が使えるように改造されるのでした。
そしてソウタは生まれ故郷の新宿に戻ってきます。
かつての彼の家にはエルフが住んでおり、
そこでソウタはエルフたちと家族になるのです。
やがて留学生として学校に通うようになりますが、
彼の精気を得るためにキスを奪おうと男女混じったエルフたちに襲われたり、
襲来したドラゴンと戦ったり、激動の学園生活が始まるのでした。

エルフは保守的で、人類の遺産をそのまま使い、発展させることがありません。
人類の言葉を間違って解釈しています。
ソウタと住むヒロインのメルフィーはキサラギと呼ばれる
ドラゴン退治のハンターですが、どうもマタギが間違って伝わった言葉みたいで。
あと職務タイマンがひとりでこなす仕事と思われていたり、
ヤリサーが槍のサークルだったり。
エルフの世界では巨乳はデブ扱いで結婚できないとか、
よく考えたな設定が目白押しでニヤニヤしながら読みました。
主人公の学校で運動するときの体操着が男女ともにブルマって設定はちょっと…笑

しっかり構築された作品世界がこれ一冊だけではあまりにもったいないので、
ぜひとも続刊希望です。
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05/01|Book(SF・ファンタジー)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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