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「おいなりさんは恋をする。」
相原慶著
講談社ラノベ文庫
2018年発行

第七回講談社ラノベ文庫新人賞優秀賞受賞作品。

とても面白い設定で楽しく読みました。

主人公の男子高校生、神上愛は10年前に神社で弱っていた狐を助けます。
そして今その狐が女の子の姿になって、彼の前に現れます。
と思ったら彼女はいきなり彼の「おいなりさん」に顔をうずめてきて…笑

顔のお姉さん、立は相当なブラコン。
弟の童貞を守るため、神様を脅して狐の少女御倉いなりを連れてきたのでした。
しかも姉の企みで、女性と話すと彼のおいなりさんに激痛が走る呪いを
かけられてしまいます。
この呪いを解くには、いなりが元の世界に帰るか、
彼のおいなりさんを九人の女性に握らせるか。
いなりのほか、いつの間にか姉の立も握ったことがあるらしい。
ということはあと七人!

というわけで、愛はいなりと同居、姉が理事長を脅したため、
戸籍もないのにいなりは愛と学校に通うようになります。
人間の世界のことを何も知らないいなりですが、
姉の友人で不思議な先輩春日京も絡み、楽しくめちゃくちゃな物語が始まります。

おいなりさんとおいなりさんをかけた設定が素晴らしい。
「あなたの優秀な遺伝子は、人間以外の種族にも広げていくべきだわ。
もちろん、人間という種族においては、私が独占するからよろしくね」
これ姉が弟に言うセリフです。
お姉さんは神様脅したり、学校の理事長脅したり、
どんな権力持ってるのかは描かれていませんが、
とにかく法律変えさせても弟と結婚したいもよう。

いなりの純粋でせつない想いに感動、巻き込まれて痛い思いをする主人公に同情。
新人さんにしてはよくこんな面白い設定の作品を考えついたものだと感心。

今のところ、いなり、愛、立、京の四人間のお話でまとまっちゃってるので、
出来れば続刊でもっと先のお話が読みたいです。
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05/04|Book(青春・恋愛・ラブコメ)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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