「俺だけが死んでいる」
羽根川牧人著
ファミ通文庫
2018年発行

高町十折は高校の修学旅行中に、辛辣姫と呼ばれるキツい物言いをする女生徒、
久住沙羅に告白しようと考えています。
しかし彼とクラスメートの乗ったバスはなんと事故を起こしてしまいます。
意識を戻した十折が学校に行ってみると、
どうも彼の姿はクラスメートにだけしか見えないようで、
どうやら彼は幽霊になってしまったみたい。
やがて彼を成仏させるべきかの議論がクラスで起き、
十折は沙羅が彼のことを成仏してほしくないと思うようになったら
この世を去ると宣言します。
十折の幼なじみで彼のことが大好きな明日花は、
彼とずっと一緒にいたいと言うのですが。。
やがて十折は映画大好きな沙羅の夢を知り、脚本を考えることになります。
そして先生の計らいで修学旅行のやり直しが決行されますが、
そこで恐るべき出来事が。。。

主人公が幽霊になってしまうラノベはたくさんありますが、
本作はクライマックスのどんでん返しに次ぐどんでん返しが秀逸です。
正直そこから先は涙が止まりませんでした。
さらに最終章の扉イラストも涙の量を増やさせます。

やり直しの修学旅行先で化け物と戦う羽目になった十折と沙羅がとる戦法は、
「ワイルド7」のドラマ版で似た展開があったのを思い出したり。
作中映画のタイトルがたくさん出てきますが、
著者の方、かなりの映画好きとみました。
本作も映画にしたら素晴らしい作品になりそうな気がします。

これはオカルトであり主人公の成長物語であり切ない恋愛物語です。
感動的傑作です。
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05/06|Book(青春・恋愛・ラブコメ)コメント(2)トラックバック(0)TOP↑
この記事にコメント
綾辻氏のアナザーの逆バージョンを感じさせる意欲的な作品ですね。いつも思いますが、どんなに使いふるされたアイデアでもオリジナリティが勝り面白ければ作品になりますね。
From: めいり * 2018/05/07 22:53 * URL * [Edit] *  top↑
>めいりさん
そうですねえ。
今までにものすごい数の作品が世に満ち溢れていますから、なかなか新しいものは難しいですが、手の入れようはあると思いますねえ。
作家さんのセンス次第といったところでしょうか。
From: 暗ヲ * 2018/05/07 23:30 * URL * [Edit] *  top↑
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