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「好きって言えない彼女じゃダメですか?
帆影さんはライトノベルを合理的に読みすぎる」
玩具堂著
角川スニーカー文庫
2018年発行

またまたユニークな作品が登場しました。

新巻天太は高校二年生。
彼の妹映(はゆ)が親友の女の子と喧嘩してしまい相談を持ちかけられます。
その親友はライトノベルを書いているのですが、
優等生な映はライトノベルを馬鹿にしていて、くだらないと言ってしまったのです。
仲直りするためにも、映は天太にライトノベルを教えてくれと…。
天太はオタクなのですが、ライトノベルには詳しくありません。
そこで、彼は妹を文芸部の部室に連れて行き、
そこで漫画研究会の部員伊井坂隣にライトノベルについて、
教えを乞うことになります。
そこには文芸部部員の帆影歩もいて、ライトノベル談義が始まります。
ところが、おとなしい文学少女の帆影さんの、
おっぱいに関する講釈に圧倒される映なのでした。
さらに帰り道に兄が帆影さんと付き合っていることを知らされビックリ。
その後も帆影さんのハーレムや異世界転生についての肯定的な解釈に、
映は帆影さんに対し良い印象を持ちません。
そんななか、親友が家族にライトノベルを書くことを反対され、
家出したと聞かされた映は…。

一応主人公とヒロインのラブコメではあるのだけど(手をつないだり、
足を踏みあったりするシーンはある)、主な流れは主人公の妹が、
ラノベのレクチャーを受け、何とか親友を理解しようとする話です。
つまり、妹の行動が主とすると、主人公とヒロインのラブコメが従、
さらに真の流れはラノベの説明と肯定にあるような、
そんな複雑に絡み合った構成です。
主人公とヒロインが既に付き合ってる設定もちょっと珍しいです
(馴れ初めは回想で描かれるとはいえ)。

またラノベとしてユニークなだけじゃなく、文章が大変素晴らしく、
文芸書のコーナーにあってもおかしくない作品と思います。
表紙イラストの帆影さんの足が素晴らしいのもポイント高いし、
ラストの彼女の珍妙な告白がほんと微笑ましくて、読後感も爽やかです。

帆影さんの発する「ふにほーもん」の意味がまったくわからないので、
続刊で教えてほしいです。
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06/04|Book(青春・恋愛・ラブコメ)コメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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