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「午前零時のサンドリヨン」
相沢沙呼著
創元推理文庫
2012年発行

他人と打ち解けず、いつも一人でいる高校生酉乃初(とりのはつ)。
しかし放課後バイトをしているレストラン・バー「サンドリヨン」では
生き生きとした表情で客に素晴らしいマジックを見せるのでした。
同級生の須川君はそんな彼女に一目惚れ。
学校で起こる不思議な事件を酉乃さんに持ち込みます。
不思議は不思議のままにしておいた方が良いという彼女ですが…。

第19回鮎川哲也賞を受賞した相沢沙呼氏のデビュー作。
いわゆる日常の謎を扱った連作短編集。
酉乃さんの過去や高校に現れる幽霊の謎が全作に絡み合い、
見事な構成となっております。
連作短編集の体裁をとっておりますが、
それぞれの短編に隠された伏線が最後に生きてくるところは、
あえて長編と言ってもいいでしょう。

作者自身マジックをなさるそうで、
だからこそ作品中に登場するマジックのタネは決して明かされません。
またマジシャンならではの粋な見出しの番号?のふり方が素敵。

相手への想いがまともに伝わらず歪んでしまうもどかしさ、せつなさ。
同じ日常の謎を描いたマツリカさんシリーズとはまた違った趣で、
クライマックスではとても感動しました。

そうそう、須川君は未読の本には書店のブックカバーを
被せたままにしておくらしいけど、わたしも一緒。
もっとも古本屋さんやアマゾンで買った本はつけてくれないから、
そのまんまだけどねー(笑
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